僕の会社はもともと国内企業でしたが、最近グローバル企業と合併して英語の必要性が出てきました。
「読む・書き」はChatGPTや翻訳機能でなんとか対応できていますが、「聴く・話す」のダメさを痛感したので、心機一転、学び直しをしています。
「今はまだ必要ないから……」と逃げていたツケがついに来ました。。。
結論として、非ネイティブの大人が英会話を習得するには、「発音」「文法」「単語」の知識を学び、実践を通して身に染み込ませるステップが必要だと分かりました。
今は便利な教材や無料コンテンツが豊富にあり、多くのところでそのように解説していました。
かつては手当たりしだい取り組んで、上達を実感できずにやめてしまうことを繰り返していましたが、「大人には大人ならではの学習方法がある」ことを知ったので今度こそ真剣に取り組みます。
非ネイティブの大人は「論理で攻める」
かつて「聴くだけで自然と英語を話せる」「1日10分の勉強で英語がわかる」といった宣伝を耳にすることがありましたが、僕が調べた限りではかなりの特異事例だと分かりました。
ネイティブの人や、非ネイティブでも子どもの時から英語に触れている人であれば自然と英語を身に付けることはできます。
私たち日本人が特に国語を習わなくても日本語を話せるようになっていることと同じです。
しかし、非ネイティブの大人の場合、母語の知識・経験が影響して自然と別言語を学ぶことは現実的ではないです。
例えば僕は、今まで日本語だけで生活していた上に学生時代に「誤った」英語を学んでいたことが影響していると気付きました。
代表的なことが、簡単な英語なのに聴けない、話せない ということです。
学生時代は聴く話すの勉強はなかった上に、正しい発音も教わっていなかったためです。
多くの教材を見た中での共通点は「感覚的に英会話を身に付けられない大人は、論理が分かる強みを活かす」でした。ポイントは4点です。
- 目標と計画を立てる
- 発音、単語、文法の知識を得る
- 実践は予習、実践、復習を繰り返す
- 学習を継続する
目標と計画を立てる
まずは「英会話をできるようになる」に対する目標を設定します。一例を挙げます。
- 定性目標:相手の発言や意図をすべて理解し、自分が言いたいことをすべて相手に伝えられる
- 定量目標:TOEIC、TOEFL、IELTSなどの試験で○○点を取る
あるYouTubeでは、「簡単な日常会話ができればいい」という目標にしてしまうと、多くの場合で日常会話すらできない、とのことでした。
なぜなら、英会話を成り立たせるには相手の発言や背景を理解する必要があり、それは自分が持っている知識よりも多くのことを必要とするから、とありました。
やるからには妥協せずにシッカリと高みを目指す重要性を学びました。
発音、単語、文法の知識を得る
非ネイティブの大人が感覚で英会話を身に付けるのは難しいですが、YouTubeでの「”論理”という大人ならではの強みによって習得できる」との紹介が個人的に大きな発見でした。
英会話の上達 = 発音 + 単語 + 文法 + 実践 + 継続
- まず発音が分からなければ、相手が何を言っているのかが分かりません。
- 次に相手の言っていることが分かってもその単語自体を知らなければ理解できません。
- 最後に相手の言った単語が分かっても、文法の知識がないと発言全体としての理解ができません。
聴く場合は上の通りで、話す場合は順序が異なりますが同じ要素です。
紹介されていた学習法と教材例を挙げます。
【1】発音:発音を網羅的に解説している本を1冊習得する
【2】単語:中学高校で習う単語を習得する。2000-3000単語
【3】文法:文法を網羅的に解説している本を1冊習得する
個人的にはスタディサプリの関正生さんの文法授業がとても分かりやすくて好きでした。
勉強する際は「発音」「単語」「文法」と対象を明確にします。
僕はかつて「発音もやらなきゃ。単語もやらなきゃ」といろいろ同時に学ぼうとしましたが、結局どれも身に付かなかった記憶があります。
それぞれを行ったり来たりはしつつも「今、何を学ぶのか」を明確にすることで学習効果を高められます。
実践は予習、実践、復習を繰り返す
発音、単語、文法を6,7割くらい学んだら実践で使えるようにトレーニング(=実際の会話)をします。
英会話に限らずスポーツも同じように、知っていることとできることは別だからです。
僕はネイティブの知り合いがいないのでオンライン英会話を使っています。
読む・書くは一人でできるので気が楽ですが、聴く・話すは相手がいるのでハードルが上がりました。
その一歩をなかなか踏み出せませんでしたが、多くの英語系YouTubeを見て英会話をできるまで道筋に自信を持ち、英会話ができないリスクに危機感を覚え、最後は勢いで申し込みました。
0 → 1 の心理的ハードルが高かったですが、1回始めてしまえばそれが自信になって2回目からはハードルが下がっています。
ここで大切なのは「予習と復習を欠かさない」ことです。
予習と復習をしないとなんとなく英会話しているだけになり上達しません。一例は以下です。
- 予習
- レッスン教材に目を通し、声に出す。
- レッスンの目標を立てる。
- レッスン中に使う単語や表現を決める。
- 自分から先生に話すトピックを準備する。
- 復習
- (録音がある場合)レッスンの内容をすべて聴き直す。
- できたこと、できなかったことを振り返る。
- 分からなかったこと、言えなかったことを調べる。
- 次回のレッスンでの課題を決める。
僕が受けているオンライン英会話は録音されているのですぐに聞き返すと、実は話が噛み合っていなかったり、もっと良い言い方を思いついたりするので次回への糧としています。
学習を継続する
最後に重要なのが「学習を継続する」ことです。
オンライン英会話の場合、「半年継続する人は半分以下、1年継続する人は6%」との調査があるように、続けることにも大きなハードルがあります。
大きな要因は「モチベーションの低下」です。
さらにその要因は大きく2つあります。
- 「上達を実感できず楽しくない」「なんとなく面倒」という気持ちの面
- 「仕事や家庭が忙しくなって時間が取れなくなった」という環境の面
YouTubeで紹介されていた対策は「モチベーションに頼らずに習慣化する」です。
- 短期間での上達は難しいと心に留めておく。上達は後から加速度的にやってくると知る
- 今だけ頑張ってその後活躍する未来を選ぶか、今は楽をしてその後ずっと苦労する未来を選ぶか考える
- 習慣化の基準である21日間続けて、英語の勉強を日常にする
人間は概して弱い生き物であると言われているので、気持ちに任せると楽な方に行ってしまいます。
しかし、自分の人生、結婚していれば家族の人生も考えた上で「意思決定」をすることにより、モチベーションとは別の力で前に進めるようになります。
背中を押してくれたYouTube
感謝の意を込めて、僕の背中を押してくれたYouTubeを紹介します。
最初の2つは完全な日本人による英語解説チャンネルです。
どちらも大人の日本人の英語学習を非常に論理的に説明していて、見るたびに新たな発見があります。
3つ目はネイティブのニックさんによる英語解説しているチャンネルです。
ネイティブの感覚を踏まえて、流暢な日本語で説明しているので納得感が非常に高いです。
まとめ|英会話の習得は発音、単語、文法の知識で攻める
僕を含めた非ネイティブの大人は、「論理が分かる」強みを活かして英会話に取り組みましょう。
必要な知識は「発音」「単語」「文法」です。
ただし知識だけでは実践の英会話はできないので、オンライン英会話などで経験を重ね、予習と復習で磨きをかけます。
短期間での上達が目標ではないことを心に留めて、まずは21日間の勉強を通して習慣化することで加速度的な上達を目指しましょう。
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